サウロンはなぜフロドの進入に気が付かなかったか？…その心は、片眼では遠近感がでないから。またはあのサーチライトでは灯台下暗しだったから。 「あいつは一度に何もかも見ることは出来ないよ。今はまだ出来ないよ」ってことは、指輪はサウロンのもう一方…

この章はトールキンのキリス（ルーン）とテングワールについて。 ★ルーン（runes）は、13世紀頃の古英語で使われていた文字で「rûn(secret)」の意味。その昔北欧に宇宙樹(Yggdrasil...イグドラシル?)という、宇宙を支え、天界，地界、地獄を連ねる巨大なトネ…

LotRの中のエルフは、勇敢で誠実で素晴らしい人格（エルフ各^^;）を持っている。それでもある種、サウロンと同じ支配欲を内在している。これは非常に罪深いことなんだって☆ "Noldorin"とは"knowledgeable"と言う意味で、知識を渇望する種族なんだそうだ。こ…

このあいだ買った児童文学評伝J.R.R.トールキン (現代英米児童文学評伝叢書)作者: 水井雅子出版社/メーカー: KTC中央出版発売日: 2004/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る細かい？？？は目をつぶっても、なんでこんな間違いをするのか不思…

１）"handwriting"・・指でペンを握って、インク壷の「beneath the wave」に浸して、「track」を残すのは言葉。 ２）"The Lord of the Rings"・・無数の文字で何千もの言葉を駆使して、六つに区分されたものを三つの巻にして公開された「One Ring」のお話。

トールキンが「ホビット」を世に出して以来、読者と出版社はその続編をもとめた。それに応じて、ビルボの世界のバックグランドと強大な敵を書こうとしていた（シルマリリオンね^^）でも、出版社はそれに難色を示して「エキサイティングな冒険物語が良いな〜…

最初トールキンは「ホビット」のなぞなぞ合戦を楽しんで書いた（当時は指輪の恐ろしさを知らなかったもんね^^;） 大学の講義にあたって、古英語で書かれたなぞなぞを題材にしたり、実際に作ってみたりしていたそうだ。詩で書かれたものが多かったみたい。 古…

本当の宗教は精神的もので、自己の"quality"を向上するものだし、決して他人に強要するものではない。 これって、すごく大切なことだと思う（無神論者の私が言うのもおかしいけど…） 大勢信者を集め、結局は反社会的集団に転じたり、神の名の下に異端者を排…

よくLotRは異教的もしくは宗教的ではないと言われるけれども、根本的な信仰心に根ざした人格形成の物語でもあるんだな。 「おぉ神様！どうかサウロンを滅ぼして下さい！」とお祈りするのは本当の信仰ではないってこと。つまり、お賽銭を放り込んで「家内安全…

トールキンは「オークは海に生息するあの生物ではない」と言ってたような気がするけど、シャルルマーニュ大帝の騎士にお化け鯨「オルカ」の話が出てくるそうだ。イルカの親戚で、綺麗な動物が化け物のように恐れられていたんだな〜。まぁ別名をシャチと呼ば…

いろんな名前の由来が書いてあるけど、フロドに関する原文だけ Fródi was crowned king in the time when Augustus Caesar (emperor of Rome) imposed peace on all the world - at the time Christ was born, But because Fródi was mightiest of all kings…

"East is East, and West is West, and never the twain shall meet." どこの国の住民でも、自分の国が世界の中心だと思っていたころのお話。だってまさか地球か丸いなんて知らなかったのだもの。（世界が平らだったころ^^:）人々は自分たちが住んでいるヨー…

ファンタージエン 秘密の図書館作者: ラルフ・イーザウ,酒寄進一出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2005/09/29メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (23件) を見る「はてしない物語」の続編というか前編というか… 少年時…

一般的に魔法使いは、呪文、杖、薬草、空飛ぶ箒などのアイテムを駆使して魔法を使う。しかし、ミドルアースの魔法使いはほとんど魔法を使わない。魔法はトールキンの世界では重要なものではなさそうだ。 "He made a point of saying that he uses the word '…

今年の連休はぐずつき気味で、運動会も入ってるし、いつ行けるか分からないので強行。朝から今にも降りそうな空模様のため、ホビットよろしくフード付きのローリエンのマント持参（単なるポンチョ^^;）←昼過ぎにちょっと降っただけで「しつようなし」だった…

LotRに出てくる言語の種類…詳しくは追補編を見ておくれ(^_^;) ・Quenya(High-elven)：エルフのラテン語みたいなもので、中つ国に戻ってきたエルフたちの言語。古語となって儀式や伝承などに用いられて、一般にはあまり使われない。 ・Sindarin(Gery-elven)：…

ケルトのアーサー王など、英国にはすばらしい伝説があるけれど、後で入ってきたアングロ・サクソンの神話が欲しかったんだって！（畢竟ベーオウルフは北欧神話だものね）

物語がロケットのようにとびだした！ 子供のころから多彩な言語を身に付け、言葉を発明していたトールキンは、大学の図書館で「カレワラ」に出会った時そう思ったそうだ。フィンランド語の名前や詩に強い感銘を受けて、彼自身の物語に多分に取り入れられてい…

内容が分からないので、調査中だけど^^; "The marvellous Land of Snergs"メディア: この商品を含むブログを見る"Babbitt"メディア: この商品を含むブログを見るトールキンも編纂に参加したOxford English Dictionaryにも、興味深い言葉が載ってるらしい。 "…

「地面の穴のなかに、ひとりのホビットがすんでいました」の書き出しを読んだ多くの人たちは、ホビットって「human+rabbit」だな！とかアフリカの伝説から借用したのかな？とか思ったそうです。でも違うんだな〜(^^)と書いてある←そのアフリカの伝説を読んで…

大洪水とか火山噴火などの天変地異で、一瞬のうちに地形が変化した可能性はあるな〜。大西洋の海嶺にそれらしきものはあるのかな？ 現代のシュリーマンさん、カナリア諸島あたりを酸素ボンベ担いで調査しておくれ☆ イギリス南西部の海底も候補地にあげよう・…

「ヌメノールのことが思い出される…海中に没した西方国のことです。そして緑の陸地をおおいつくして山々よりも高く逆巻き迫ってきた黒い大浪のこと、逃れられない暗黒のことがです。わたしはよくそれを夢に見ることがあります。」とファラミアは言った。 ト…

この章は、初版の「ホビット」の「なぞなぞ問答」がLotR出版以降に書き換えられていることについてなので、簡単に…・・簡単じゃなくなってるけど（汗） ★初版バージョンでは、指輪はなぞなぞの賞品になっていた（RPGの魔法のアイテムみたいに・・ゴクリはち…

川の底からディアゴルに救い出してもらって、ディアゴルの友達のスメアゴルに邪心を起こさせる。スメアゴルはディアゴルを殺害してそれを奪い、放逐され、ゴクリとなって霧降山脈の奥深くに連れて行く。サウロンが活動し始めると、ゴクリから離れてビルボに…

みんなが敬愛するガンダルフ。マーリンやダンブルドアとはちょっと違う。じゃ、ガンダルフって何者？トールキンはガンダルフの謎めいたところを残しておきたかったようだ。 「わしはあんたに、わしのしたことをあらいざらい並べ立てるつもりはないぞ」 「ガ…

"The practice of staring into a mirror to see the future is called scrying."の「scry」 がどうしても分からなかったので、「簡約英和」を引っ張り出して調べたら、 scry=(vt.) 水晶で［水晶を見て］占う(cf. crystal gazing)＞descry おぉ〜っ、そうか…