Quenta Silmarillion: §19ー1

ベレンルーシエン」のお話は長いから、三日にわけて読むつもり。この物語はみんな知ってるから、ディテールにこだわってみよう(と思う)…気が変わるかもしれないけれど…
CAUTION!
☆ネタバレありかも。感想には飛躍あり。勘違いもありですだ。
ウムラウトやアクサンなどが付いてる文字は、普通のアルファベットを使っています)
< Of Beren and Luthien (I) >
・父バラヒアの任務で仲間から離れていたベレンは、敵の奇襲から逃れ、フィンロドから送られた指輪を受け継いだ(トーリン・オーケンシールドと同じね^^;)
・ドルソニオンからエレド・ゴルゴロスを超え、恐怖のドゥンゴルセブを通ってドリアスに入り、ルーシアンに出会う。メリアンの予言通りに魔法帯を抜けたのは、誰の計らいでしょうね?(候補=メリアン、ヴァラールのマンウェ、イルヴァタール?)後にガラドリエルアラゴルンローリエンに招き入れて、アルウェンに再会させたのは、この故事があったからなんでしょうね?
・シンゴルが「大事な娘を嫁に欲しいなら、シルマリルを取ってまいれ!」と言われて、ベレンは笑って
'For little price do Elvenkings sell their daughters; for gems, and things made by craft.'
それを欲していないものには、単なる工芸品。トム・ボンバディルのようにカッコイイ☆
・ドリアスを出てナルゴスロンドのフィンロド・フェラグンドのもとへ。ここにフェアノールの息子のケレゴルムとクルフィンがいるんだよね。この二人は一番の悪役。性格的にはフェアノールに似ていたのかもしれないけれど,小者ですな。と言うより憎しみの誓言で呪われていたので、邪心が頭をもたげてきたのかもしれない。
・フィンロドは弟のオロドレスに後を頼み、ベレンと探索の旅に出るのだけれど、ケレゴルムとクルフィンはナルゴスロンド乗っ取りをたくらむ。
・フィンロドはもちろん、シンゴルもマンドスの呪いに取り込められてしまった。
・ところで、バラヒアの指輪って映画のアラゴルンがこれ見よがしに指にはめてたけど、ホントの馳夫さんなら隠しておくと思うけどな〜。アルウェンのペンダントもちゃらちゃら首にぶら下げてるのも変だと思う。本来なら、ガラさまに託された「緑の宝石をはめ込んだ銀のブローチ」をローリエンで受け取るのだけれど、ここ一番の時まで大事にしまってたはずだぞ☆