Was the War of the Ring based on World War II?

「わたしは寓意というものが、どんな形で示されようとどうしても好きになれない。…わたしには、『適応性』と『寓意』とを混合しているむきが多いように思われるのだが、一方は読者の自由な読み方に任され、他方は著者の意図的な支配に委ねられるものである」と著者ことわりがきに書いてある。
トールキンLotRを書く30年前に第一次世界大戦に従軍した経験があるけれど、原子爆弾が作られる8年前に、FotRの構想は形作られていた。
とはいえ、WWIIの戦時下に全く影響を受けなかったとは言えない。原爆の存在を知ったときは、それを作った科学者に怒りを禁じ得なかった。息子に宛てた手紙↓
The news today about ’Atomic bombs' is so horrifying one is stunned. The utter folly of these lunatic physicists to consent to do such work for war-purposes: calmly plotting the destruction of the world.
また「こんな科学者たちは、(三つの)力の指輪を作ったエルフのようなものだ。彼等は科学を愛しているが、その結果が見えていない」と書き送っていた。LotRは現実の状況を反映して書いたのではないのに、同じようなことが起きてしまったとも言っている。
トールキンは平和(不戦)主義か?
ホビットはいかなる争いも好まなかった。
・戦いの好きなボロミアは指輪を武器として使いたがった。
・平和主義のシンボル、トム・ボンバディルは指輪の影響を受けなかった。
不本意な勇者、フロドである)トールキンの言いたいことは、時には平和(不戦)主義を進路変更して、敢然と悪に立ち向かわねばならないこともあるということ。トム・ボンバディルの平和は指輪棄却に掛かっている。人間は戦うことが必要なこともあるし、それを躊躇すべきではない。しかし武器による勝利を名誉なことではない。
Tolkien was like Frodo: a relactant warrior. He beleived the flaws in humankind sometimes made war necessary, and did not shy from those fights, But he was not proud of military triumphs.
'I think that 'victors" can never enjoy "victory"', he once write.