冬だ、冬だ、...

ngoronya2014-01-20

今朝のFMで聴いた
高村光太郎の「冬の詩」にメッチャ感動
国語の時間に「智恵子抄」を読んで以来ご無沙汰の高村さんf(^ー^;
ポルフィーリィのメッセージに聞こえるのは、わたしだけ?
あの”エピローグ”の一つの答えかも。


以下「きらクラ」のHPから拝借した”全文”

冬だ、冬だ、何処もかも冬だ
高台も冬だ
馬車馬のやうに勉強する学生よ
がむしゃらに学問と角力(すもう)をとれ
負けるな、どんどんと卒業しろ
インキ壺をぶらさげ小倉(こくら)の袴をはいた若者よ
めそめそした青年の憂鬱病にとりつかれるな
マニュアリストとなるな
胸を張らし、大地をふみつけて歩け
大地の力を体感しろ
汝の全身を波だたせろ
つきぬけ、やり通せ
何を措(お)いても生(いのち)を得よ、たった一つの生(いのち)を得よ
他人よりも自分だ、社会よりも自己だ、外よりも内だ
それを攻めろ、そして信じ切れ
孤独に深入りせよ
自然を忘れるな、自然をたのめ
自然に根ざした孤独はとりもなほさず万人に通ずる道だ
孤独を恐れるな、万人に、わからせようとするな、第二義に生きるな
根のない感激に耽(ふけ)る事を止めよ