What makes a Forest walk?

マクベス」の森が動くのは、ゲリラ戦みたいに兵士が木の枝や葉っぱをくっつけて進攻したから。これをトールキンは気に入らない。
トールキンは木をこよなく愛した。幼いころ木たちが重要な役を演じるお話が大好きだったそうだ。彼は本物の木(森)が戦いに向けて行進するのを望んだ。
"I longed to devise a setting in which trees might really march to war."・・で、何が森を駆り立てるのか?それは邪悪に対する怒りだ!!と言うことに…産業革命により、美しい森や田園を切り開いて大きな工場がたてられるのを目の当たりにした怒りが込められているそうな。
幼年時代に過ごしたバーミンガム郊外の思い出が"the longest-seeming and most formative part of my life"なんだって♪その後母親が亡くなって都市部に移って、窓の外は木の代わりに工場の煙突の煙がもくもくと…
ハンフリー・カーペンターは「トールキン・ある伝記」で、
Tolkien's 'love for the memory of the countryside of his youth' became 'intimately bound up with his love for the memory of his mother' と言っている。