Why do the best swords break?

ヒーローの剣ははなぜしばしば折れるのか?って、折れるべくして折れたんだそうな。特別な剣を手に入れたり失ったりするのは、運不運だけではなく、ある種のルールがあるんだって。
まず、その剣を持つ資格が必要
・石に突き刺さった剣を抜いて、アーサーは王になった。その後、泉の貴婦人からもエクスカリバーを受け取った。
・ヴォルスング・サーガのシグムンドのお話(簡単にはしょると…)
ヴォルスング王が巨大な樫の木(Branstock)に宮殿を建て、その祝宴の時、帽子を目深にかぶった裸足の薄汚い片眼の老人がやって来た(オーディン!) 老人は、Branstockの幹に剣を突き刺し、
「この剣を抜いた者にこれを進ぜよう。そしてこれを受けた者は、これ以上の剣に出会うことはあるまい」と言って去って行った。
多く者が試したけれど、最後にヴォルスングの息子シグムンドがゲット。
・ビルボはつらぬき丸をフロドに直接手渡さずに、梁に突き刺した。フロドはそれを引き抜いて受け取った。つまりフロドはその資格があった。
・不名誉なやり方で手に入れた剣は呪われている.。ooO(゜ペ/)/ 敵を殺すことが出来るが、自分自身を守ることは出来ない。カレワラの勇者Kullervoは殺人を犯して手に入れた剣に滅ぼされてしまった(トゥーリン・トゥランバールによく似たお話だって)
エレンディルとナルシル
・エレンディルは最も高貴で偉大な人間の王で、サウロンと戦い斃れた時にナルシルは二つに折れた。これは決して不名誉なのではなく、剣もその身をもすべてを掛けて暗黒の王と闘ったってことになる。
・しか〜し、イシルドゥアは折れた剣でサウロンの指を切り取って指輪をゲット←これが不吉なんだって!
ナルシルはイシルドゥアには鍛え直され得ない何かがあった。案の定彼は指輪を破壊することが出来ず、指輪に裏切られてしまった。
・折れた剣は、その剣を所持する資格のある者が現れるまで鍛え直すべきではない。アルノールとゴンドールの正当な王というだけではなく、指輪の誘惑に屈しなかったお方、アラゴルンだけだよん♪
再びシグムンド
シグムンドは例の剣で多くの誉れを得たが、やがて死んで神々に列する時が来た。
今度は青いマントに目深帽子(それと片眼ね)で、杖を持ったオーディンがシグムンド王に杖を振り上げた。迎え撃ったシグムンドの剣は二つに折れ、その日の内にシグムンドは死んだ。
王妃は折れた剣を保管して、息子のシグルドが成人したときにそれを与えた。鍛え直した剣を持ったシグルドは偉大なるヒーローとなり、ドラゴンを斃した。
至上の剣は折れて、それを振るう資格のある者が現れるまで鍛え直してはいけない。
"Renewed shall be the blade that was broken/ The crownless again shall be king"
これは「諸刃のやいば」を暗示してるんだって☆
「剣というものは命を奪うもの、そして時には再生を象徴している」